暑い日が続き、エアコンがかかせない季節がやってきました。
しかし、外気温は上がり続ける一方で電気代も高騰…😢
そこで今回は簡単にできるエアコン節電術をご紹介!!!
「風量:自動」の方が節電に
エアコン冷房の風量「弱」と風量「自動」の消費電力量を比較した結果、風量「弱」が3.85kWh、「自動」が2.79kWhとなり、風量「自動」の方が消費電力量が約3割少ないという結果になりました。
1か月換算では、風量「自動」は「弱」と比べて電気代が約990円の差になります。
「風向:水平」の方が節電に
エアコンの冷房運転時の風向「ななめ下」と「水平」の消費電力量を比較した結果、冷たい空気は重く、床付近にたまる性質がある為「ななめ下」が3.76kWh、「水平」が2.77kWhとなり、風向「水平」の方が消費電力量が約3割少ないという結果になりました。
1か月換算では風向「水平」は「ななめ下」と比べて電気代が約930円の差になります。
「風量:強」の方が節電に
エアコンの冷房を使っていても暑さを感じる時、設定温度を下げるのが一般的ではないでしょうか。
実は、風量を「強」にすることでも涼しさを感じることができます。設定温度を1℃下げた場合と風量を「強」にした場合の消費電力量を比較した結果、設定温度を「1℃下げる」と1.13kWh、風量「強」にすると0.52kWhとなり、風量「強」は、設定温度を「1℃下げる」場合と比べて消費電力量が約半分になりました。
朝まで「つけっぱなし運転」の方が快適
睡眠時にエアコンを「つけっぱなし運転」にすることに抵抗を感じて「切タイマー運転」を使う人は多いかもしれません。
今回の調査では、つけっぱなし運転の場合、睡眠時の暑さ指数(WBGT)は一般的に危険性が少ないと言われる23℃ほどに抑えられる結果となりました。一方のタイマー運転の場合の暑さ指数(WBGT)は、明け方には熱中症への警戒が必要とされる25℃近くにまで達しました。夜間の温度上昇は、夜中の目覚め、睡眠の質の低下にもつながる可能性もあることから注意が必要です。
気温や湿度が高い日は、朝まで「つけっぱなし」運転の方が快適といえるでしょう。
普段、エアコンを使う際に節電のつもりでしていることでも、逆効果になってしまう場合があります。また、エアコンの使用時間を無理に抑えると、熱中症リスクが高まることもあります。今回の4つの検証結果やその理由を参考に、その日の気温や湿度、体調などに合わせて、節電にも配慮したエアコンの適切な使い方を意識してみましょう。
今年も暑い夏が予想されますが、エアコンを上手に使って快適で健康的な夏をお過ごしください😊
(参考)第8回/第9回 『ダイキン 空気のお悩み調査隊がゆく』
夏の猛暑と電気代値上げを前に、エアコン節電術の具体的な効果を検証!ページより